DMGP 7thを振り返って
お久しぶりです、白梟です。
今回は、10月8日にて開催されたDMGP 7thの振り返り等について書いていこうと思います。
使用デッキ、戦績は以下のものになります。
今回の使用デッキでは普段から一緒に調整しているNagumo(https://mobile.twitter.com/xShiroAmadax)とゆうせい(https://mobile.twitter.com/MByu2002)の考えていたレシピを40枚シェアして臨みました。
結果として予選が6-2で90位で予選上がり、本戦トーナメント2回戦で敗北してベスト64と言う結果で終わりました。
①何故、今回黒単デスザークを使用したのか
②採用したカード、採用されていないカードについて
③DMGP7thでの反省点について
①何故、今回黒単デスザークを使用したのか
これについてですが、2ブロックという限定フォーマットの中で予想されるアーキタイプについて考えてみると
ビート
赤単轟轟轟、赤白轟轟轟、零t赤ジョーカーズ 、零緑t赤ジョーカーズ
コントロール
白零サッヴァーク、黒単デスザーク 、白青トリガービート、青黒白トリガービート
ビックマナ
緑青赤チェンジザ覇道、緑単九十九語
上記のような予想のもとでデッキの選択を行いました。
2ブロックの大会などが少なくあまり多くのデータが有りませんでしたが【“轟轟轟“ブランド】を使用したデッキの入賞率に目立つものがありました。
しかし限定構築ではカードの種類が少ない為、トリガーをデッキの半分以上採用してビートデッキに対しての勝率を確保するトリガービートというデッキタイプがありこの存在から自分で【“轟轟轟“ブランド】を使用するというのは本当にデッキが決まらなかった時だけにしようと言うことも決めていました。
そんな中、DMPランキングの上位者特典で2byeが貰える事になり同じように2byeを貰っていた、ゆうせいから
「序盤の1〜2回戦で使用率が高いと予想される赤単は負けるから、赤単に勝ってくるデッキに対して勝てるデッキを選択しようよ」
という様な話を受けました。
確かに2ブロックというフォーマットにおいて【“轟轟轟“ブランド】に勝てるかどうかというのがまず初めに考えることとなるので【“轟轟轟“ブランド】を使用するデッキに勝てる様にトリガーを多く積んだりする事は目に見えていました。
その事から、【“轟轟轟“ブランド】を使用したデッキに勝てると予想される各種トリガービートのデッキ、白零サッヴァーク、緑青赤チェンジザ覇道等への勝率が高いと思われる黒単デスザークに焦点を向けて調整を行うことにしました。
実際に予選では1度負けるまで予想が当たってか、運良くかは定かではありませんが赤単轟轟轟のデッキに1回しか当たらずに3〜8回戦の予選を終えることができました。
赤単轟轟轟に勝てると予想した上記3つのデッキについて共通している事として初動が呪文である事、1度【追憶人形 ラビリピト】+【卍月 ガ・リュザーク 卍】を決める事が出来ればほぼ抜け出す事が出来ない事。
懸念される点としてトリガービート、白零サッヴァークからの負け筋として存在する、【追憶人形 ラビリピト】による全ハンデスをする前に相手が【煌龍 サッヴァーク】を盤面に着地させるとほぼほぼ負けてしまう事をどうにかする必要がありました。
このような事柄から細かくは後で触れますが、【追憶人形 ラビリピト】の全ハンデスを決める為の時間を稼ぐ事の出来る【堕魔 ドゥスン】を採用した形の黒単デスザークというデッキを使用する事にしました。
②採用したカード、採用していないカードについて
1番初めのデッキレシピを見て頂ければ分かるように基本的には通常環境でも使われるようなカードばかりを採用しているので【堕魔 ドゥスン】とその他少しのカードについてだけ触れて行こうと思います。
【堕魔 ドゥスン】
通常環境でも多少珍しいこのカードですがこれはNagumoから案を貰って採用することになりました。
このカードの役割としては
赤白轟轟轟の【ヘブンズ・フォース】
白零サッヴァークの【憤怒スル破面ノ裁キ】、【剣参ノ裁キ】、【戦慄のプレリュード】
緑青赤チェンジザ覇道の【フェアリー・ライフ】、【白米男しゃく/黒豆だんしゃく】【“必駆“蛮触礼亞】
トリガービートの【傀儡将ボルギース/ジェニコの知らない世界】、【改造治癒院】、【ドラゴンズ・サイン】、【次元波導魔法 HAL】
上記のようなカードのマナを1重くさせる事により後手をひっくり返したり、【追憶人形 ラビリピト】の全ハンデスをする時間を稼ぐ事が狙いとなります。
【堕魔 ドゥグラス】
これは、GP京都の1週間前に開催された群馬CS(2ブロック)の時には入っておらずその時の4枠は【堕魔 グリール】×3枚と【卍月の流星群】×1枚だったのですがその後の調整より、ゆうせいからやはり必要だという事で採用しました。
採用理由として
S・トリガーを持っているので【“轟轟轟“ブランド】を使ってくるデッキに対してのトリガーからのブロッカーとして期待できる事。
5ターン目に【堕魔 ヴォガイガ】+2コス魔道具で【卍 デ・スザーク 卍】を組みやすくなる事。
同型において相手に【卍月 ガ・リュザーク 卍】を出された返しでこちらの使えるマナがチャージ込みで4マナでも場に残る2マナの魔道具を【堕魔 ドゥグラス】、【堕魔 ドゥスン】、【堕魔 ドゥシーザ】の3種12枚を採用している為【卍 デ・スザーク 卍】を組みやすくなる事。
【卍月 ガ・リュザーク 卍】による殴り合いになった時にトリガーすれば【堕魔 ドゥグラス】で1打点になるので相手の盾を偶数毎に出来る為、お互いに【卍月 ガ・リュザーク 卍】を1枚しかコントロールしていない無ければ後手だった場合や墓地をうまく肥やせなかった時など後から殴り始めた場合でも此方の方が先にダイレクトアタックができるようになる事。
上記の様な理由もあり採用となりました。
【堕魔 グリナイブ】
このカードなのですが黒単デスザークというデッキに置いて途轍もなく重い【煌龍 サッヴァーク】が此方のクリーチャーが盾に貼りつけようとして来た時にセイバーをする事により、トリガービートに至っては表向きの盾を作らせなくする事により除去耐性を無くす事が出来ます。
この他にも緑青赤チェンジザ覇道に採用されている【父なる大地】から此方の【堕魔 ヴォーミラ】や【卍月 ガ・リュザーク 卍】を守る為に1ゲームに最低でも1枚は使いたいのでマナ、盾のどちらかに1枚行ってしまっても使えるように1枚ではなく2枚採用しました。
ここからは採用していないが採用を考えたカードについて書いて行こうかとお思います。
【堕魔 ドゥリンリ】
このカードは先行2ターン目において2マナの魔道具の中で出した段階で墓地を1枚肥やすことが出来るのでほぼほぼノーリスクで盤面に置きに行く事ができるカードです。
しかし、このカードはこのデッキが不利とするデッキに対してはあまり役に立たないと判断した為、他のカードに枠を空ける為に不採用としました。
【撃髄医 スパイナー】
このカードはビート系統のデッキに対してトリガーをすれば盤面を複数体処理する事ができ、SSTした時に関しては墓地のコスト4以下のカードを好きな数だけ蘇生出来るので一発逆転を狙う事が出来ます。
確かに盾に入った場合には強いのですが最大枚数である4枚を採用しても約43%(大凡2試合に1回)しか盾に入らず、盾に入らなかった時にはマナに置くだけのカードとなりこのカード自体が魔道具では無いので【卍月 ガ・リュザーク 卍】、【卍 デ・スザーク 卍】の素材にできない為、最速で【卍 デ・スザーク 卍】等を狙いに行く時に不純物になり得るカードだったので不採用としました。
【卍月の流星群】
このカードは確かに強力なのですが通常環境とは違い【時の法皇 ミラダンテⅫ】のような召喚ロックのカードがほぼ無く魔道具ではないので【卍月 ガ・リュザーク 卍】の素材になり得なく2ブロックにおいて【追憶人形 ラビリピト】による全ハンデスを1ターンでも早く行いたい為、今回は不採用としました。
③DMGP7thでの反省点
これは当日の反省点というよりもそれまでの調整不足についてにという意味合いが強いです。
調整不足もあり、単純に今まであったアーキタイプにばかり目がいっており赤青覇道という最近ではあまり見る事が無かったが今回の大会においてベストデッキとなり得た赤青覇道というアーキタイプにたどり着かなかった事になります。
今回は偶々でしたがGP7thの2日前に開催された京都CSおいてこの赤青覇道を使用していた方が結果を残していたので事前に知らなかったとしてもこの大会に参加さえしていればこのデッキの大凡の形が分かったのでこの大会に参加しておくべきだったと感じました。
京都CSの参加者のアーキタイプ分布についてのツイートがこちら(https://mobile.twitter.com/dmkyotocs/status/1048760970418348033)
この結果からも分かるように使用率としては【“轟轟轟“ブランド】を使用したデッキ、白零サッヴァーク、チェンジザ覇道、黒単デスザーク という順番になっています。
しかし、この大会の結果から特別視するのは上記の4つのアーキタイプでは無く使用者が2なのに対して優勝、3位という風に入賞している“赤青覇道“であると言えます。
京都CS上位入賞のツイートがこちら
(https://mobile.twitter.com/dmkyotocs/status/1048575326396137476)
この事が分かったのがGPの前日であり、このデッキについての情報が全くと言っていい程なく、母数の多い白零サッヴァーグに勝てるであろう事や決勝戦で黒単デスザークに勝利していた事から【異端流し オニカマス】、【サイコロプス】、【ポクチンちん】を採用したデッキではないかという程度の予想しか立てられませんでした。
このように不確かな事しか予測できなく、ろくに回した事もなかったので通常環境などでも回していてそれなりにプレイも詰めてあった黒単デスザークを使用する事となりましたが、赤青覇道について知っていたらこちらのデッキを使用していたと思います。
大変長くなってしまいましたが最後までお付き合いして頂きありがとうございました。
また、アーキタイプの仕分けが大変な中事細かく分類して頂き貴重なデータを載せて頂ける事を了承してくださった京都CS主催、運営の方々ありがとうございました。
京都CSのアカウントが此方になります。(https://mobile.twitter.com/dmkyotocs)
また、記事など書く機会があればよろしくお願いいたします。