ジョラゴン型ジョーカーズについて
お久しぶりです白梟です。
今回は7月22日に開催されました第8回足利CSにて準優勝できたので、使用したデッキについての感想などを書かせて頂きたいと思います。
①何故このデッキを使用しようと思ったのか
②各カードの感想
③このデッキを使ってみての感想
今回、何でこのデッキを使おうと思ったのか。
それは足利CSの前日に開催された「こあら杯」(https://twitter.com/koaranomachiDM)のデッキ分布が公開され、分布を見てみると最大母数がデスザークだったので、その事からデスザークに負けないデッキを使用したいと思い少し調べてみました。
すると今回使用したジョラゴン型のジョーカーズが相性がいいとの事だったので、実際に回した事は無かったのですが、新弾にて追加された火文明のジョーカーズ である【サイコロプス】が採用されていたこともあり相性が良いだろうと思い使用することにしました。
その後Twitterにて見つけたレシピから何枚か変更して大会に出る事にしました。
デッキレシピと戦績は以下のものになります。
②各カードの使用感について
【ジョジョジョ・ジョーカーズ 】、【ヤッタレマン】、【パーリ騎士】、【ゼロの裏技 ニヤリーゲット】、【ガヨウ神】、【ジョットガン・ジョラゴン】、【アイアン・マンハッタン】については以前から採用されていたカードなので省こうと思います。
新弾にて追加された【ポクチンちん】、【キング・ザ・スロットン7/7777777】、【サイコロプス】、【バイナラドア】についてだけ触れていきたいと思います。
【ポクチンちん】
どちらかのプレイヤーの墓地をデッキに返してシャッフルするというcip効果をもち、この効果は現在流行っている黒単デスザーク 、ジャバランガループ、墓地ソース等の墓地を使うデッキに対して効果的です。
この他にも場に居るだけで踏み倒しで出てきたクリーチャーをデッキの下に返す能力もあり此方は革命チェンジを多用するデッキに効果的となります。
このカードのお陰で黒単デスザークの【卍 デ・スザーク 卍】の着地を遅らせる事が出来たり、ジャバランガループが【戒王の封】から【阿修羅サソリムカデ】を蘇生してループに入るためにルーターから墓地に捨ててある【凶鬼07号 ジャバランガ】等のループパーツをデッキに返す事が出来ます。
場にいれば革命チェンジ等を抑制する事が出来るので相手の革命チェンジから急激に打点が増える事態を防いでくれます。
【キング・ザ・スロットン7/7777777】
クリーチャー面についてはcip効果として山札を3枚捲ってそれが全てジョーカーズならその中からクリーチャーを1体踏み倒しできると言うもので盤面を増やすことが出来ます。
呪文面については相手の山札を3枚捲ってその中から選んだコストと同じコストを持つ相手のクリーチャーを全て山札の下に返すと言うものです。
【ジョットガン・ジョラゴン】から捨てれば疑似SAのクリーチャーを増やすことが出来ます。
今回使用したレシピは【ジョバート・デ・ルーノ】を採用していないので盤面が空の状態だと【ジョットガン・ジョラゴン】から【アイアン・マンハッタン】を捨てても勝つことが出来ません。
それを解決するために【アイアン・マンハッタン】からこのカードを捨てて擬似SAクリーチャーを出す事により盤面が空の状態からでも勝ちに行く事が出来ます。
呪文面については相手のデッキ内容や残っているカードの状況などに左右される為思っていたより強くは無かったです。
実際にトリコバスター相手に相手の【奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ】をどかそうと思って使ったら失敗しました。
決勝戦でも黒単デスザーク 相手に【堕魔・ヴォガイガ】、【追憶人形ラビリピト】をどかそうと思い見えていないコスト4のカードを考えて33%を超えているかと思い使ったら外して次のターンに【卍 デ・スザーク 卍】が出て来て負けました。
相手に依存するカードはどんな状況でも一定の役割を持つ事が出来ないので自分のターンに使うときは本当にやる事がない時やこのカードを使わないと確実に負ける時などしか使わない方が良いと思いました。
【サイコロプス】
joeでコスト軽減を持ち、cip効果で相手の盤面だけに相手のマナよりも大きいコストを持つカードをデッキの下に返す事が出来ると言う【オリオティス・ジャッジ】の様なカードになっています。
革命チェンジ、コスト踏み倒しで盤面に出て来ているカードを返す事が出来るのでバスター系統、ブランド系統などのビートダウン系統のデッキについてはトリガー等で耐えた返しのターンでたった2マナで相手のコストの大きいカードを除去する事ができます。
黒単デスザークに対しては無月の門から出てきた【卍 デ・スザーク 卍】を簡単に除去する事も出来ます。
あまり刺さらない対面などになった時は最悪でも2マナ1ドローのキャントリップカードに変わってくれるので大変使い勝手の良いカードではあります。
【バイナラドア】
このカードの枠は見つけて来たレシピだと【ジョバート・デ・ルーノ】だったのですが、相性が悪いと思われたバスター系統のデッキ、ブランド系統のデッキに対して【ジョバート・デ・ルーノ】がトリガーして相手のクリーチャーを1体タップしたからと言ってもパワーラインが1000なのでバスター系統であると【タイム1・ドレミ】を殴り返す事ができず、ブランド系統のデッキだと1マナクリーチャーしか殴り返しで除去する事ができません。
最低でもマナが2無いと相手のクリーチャーを除去出来ないと言うデメリットが気にはなりますがパワーラインが2000であるこちらを採用しました。
【ジョバート・デ・ルーノ】だと【ジョットガン・ジョラゴン】のアタックの試行回数を増やすこともでき、【バイナラドア】だと【時の法皇・ミラダンテⅫ】のファイナル革命時に手出しする事が出来るのでどちらの方がいいかと言うのは今回の大会で回しただけでは一概には言えません。
③このデッキを使ってみての感想
最後にこのデッキを使ってみて思った事としてはこのレシピだと【パーリ騎士】が腐る場面が大変多いと言う事がまず初めに思いました。
実際に大会でも【ゼロの裏技・ニヤリーゲット】をG0で使う為だけに3マナ2000のバニラとして出す事や墓地が空なので出すに出せず手札で抱える事などがありました 。
その為、【パーリ騎士】の枚数を3枚に減らして【ポクチンちん】の4枚目を採用するか【パーリ騎士】を4枚採用するならば【ゼロの裏技・ニヤリーゲット】と何か2枠程度の枠を割いて【メラメラ・ジョーカーズ】などを採用するなどして、3ターン目迄に墓地にカードを落とすなどして使う方が良いのではないかと思いました。
デッキの相性としてはやはりバスター系統のデッキが大変相性が悪いなと感じました。
相手が先行の場合【“龍装“チュリス】を止める術が無くトリガーが無いと3ターン目にして負けてしまいます。
そうでなくても以前からジョーカーズに対して大変有効であった【“乱振“舞神 G・W・D】を1度出されただけで以前と違って【ゼロの裏技・ニヤリーゲット】が1枚しか無いのでそのターンに【龍装者 バルチュリス】からの【蒼き団長・ドギラゴン剣】が来なくてもアドバンテージの面でジリ貧となり負けてしまいます。
相性のいいデッキとしてはダンテ系統のデッキやコントロール系統のデッキには相性がいいと感じました。
相手が動き出すのが遅い為【ポクチンちん】さえ引いていれば相手の革命チェンジを抑制する事が出来、こちらの【ジョットガン・ジョラゴン】からの【アイアン・マンハッタン】が相手のフィニッシャーとして採用している【時の法皇・ミラダンテⅫ】が出てくるよりも早く決まる事が多いので、この動きさえ決まってしまえば【アイアン・マンハッタン】の効果で相手は返しのターンに1体しか場にクリーチャーを出す事が出来ず大変有利になります。
コントロール系統のデッキが大変流行っているのであれば中々、立ち位置のいいデッキでは無いかとは思いました。
その他にこのデッキを使用しようと思った最大の目的である黒単デスザークのデッキについてなのですが今回は決勝戦にて負けてはしまいましたが、ビートダウン系統のデッキは1度【卍 デ・スザーク 卍】が着地さえしてしまえば殆ど負けが確定してしますが、このデッキは【サイコロプス】により簡単に破壊ではなく除去する事が出来るのである程度耐性があると感じました。
相手の【卍 デ・スザーク 卍】が出てくる事に対して焦らずに【追憶人形ラビリピト】からの全ハンデスにさえ気をつければある程度の勝率を望めそうだなと思いました。
以上で終わりにしたいと思います。
大変長くなってしまいましたが最後までお付き合いいただきありがとうございました。
また機会があれば宜しくお願い致します。